FRLGの固定・野生乱数、実際の乱数調整について。
事前準備が整った上での手順です。
使用するツール
使用した環境
・Nintendo DS Lit
・ポケットモンスター ファイアレッド
目的個体が出現するSEEDを探す
3genSearchを開き、固定・徘徊乱数の場合は固定タブ、野生乱数の場合は野生タブにて左側の検索範囲を入力する。
初期SEEDの欄に目的の個体を検索したい初期SEEDを入力する。3つ目の入力欄には複数の初期SEEDを入力でき、一度に検索することができるので便利。
検索Fの範囲の下限は固定乱数の場合はゲームをスタートしてから固定シンボルに話しかけるまでの最短時間、野生の場合はあまいかおりを選択するまでの最短時間を考え、間に合う範囲に設定する。(1000Fくらいから調整)
徘徊乱数の場合は、ニシキが話し終わったタイミングで個体が確定するため、毎回ニシキの話の分時間がかかり、下限を少し長めにとることになる。
また、野生乱数でサファリゾーンのポケモンを狙う場合も、サファリゾーン内でレポートがかけない都合上、出現場所までの移動時間を考えて下限を長くとる必要がある。
上限には自分が待機できる時間の範囲を入れる。(10000Fで3分弱)
野生乱数で出現率の低いポケモンは検索範囲を多くとる必要がある。(サファリゾーンのラッキーは出現率の関係で待機時間約18分くらいのものを使用した)
次に、右側バージョン欄をFRLGに設定。
野生乱数の場合はさらに乱数調整を行うフィールドを設定する。
狙う個体値や性格を入力し、計算。(色違いを狙う場合はIDを入力後、色違いのみ出力にチェック)
野生乱数では目的のポケモンを選択してから同様に計算。
目的の個体が見つかったら、結果のFを3genSearch検索範囲の目標F欄と、DoubleTimer初期SEED決定前の欄に入力※する。
目標Fの±の部分は検索結果を前後いくつ表示したいかにより変更。ズレが大きく個体が特定できないときなど、必要に応じて増減させる。
また、初期SEED集めでメモした一覧から、先ほど見つけた個体の初期SEEDが出る起動時間を確認し、DoubleTimerの初期SEED決定前の欄に入力する。
※野生乱数の場合はエンカウント前にあまいかおりのエフェクトが入り、その分240F(4秒)ほど早くタイマーを終了させる必要がある。そのため、入力は求めた目標F-240Fくらいの値にする。(実際のズレを見つつ調整)
ゲーム内事前準備
-固定乱数の場合-
・手持ちポケモンに1匹以上空きを作る
・目的の固定シンボルに話しかけられる位置でレポートをかいておく
-野生乱数の場合-
・手持ちにあまいかおりができるポケモンを入れ、さらに手持ちポケモンに1匹以上空きを作り、目的のポケモンが出現する草むら内でレポートをかく
※サファリゾーンの場合はサファリゾーン内でレポートがかけないため、ゴールドスプレーを使用した状態で入場前にレポートを書き、試行中に毎回出現場所まで移動することになる。
-徘徊乱数の場合-
・殿堂入り後のナナシマイベントを進めてサファイアを入手しておく(ニシキにはまだ渡さない)
・手持ちにそらをとぶができるポケモンを入れ、さらに徘徊ポケモンエンカウント用にLv49以下でなるべく高レベルのポケモンを先頭に。
・ゴールドスプレーを10個ほど確保。
・手持ちポケモンに1匹以上空きを作り、ニシキに話しかけられる位置でレポートをかく。
各乱数に共通する流れ
1. 起動後初期SEED決定
2. 目的のFまでにポケモンとエンカウントできる状態にし、待機
3. エンカウント、捕獲。目的の個体でなければ、何Fずれている個体かを調べ、ズレの分待機Fを調整。
となる。
初期SEEDが一致していなかった場合もF自体は変わらないため、ズレは調整可能。出た個体が目標の-10FであればタイマーのFを+10…
実は、徘徊やサファリゾーンのポケモンで、時間をかけたにも関わらず目的とは違う初期SEEDを引いていた場合が(さらにそういうときに限ってFはぴったりあってたり‥‥)辛かったので、ゲームコーナーの景品を使って先に初期SEEDが合っているか確認し、きちんと引けていた場合にFを合わせる方法も利用した。詳しくは後述。
各乱数ごとの手順
★固定乱数手順
1. DSを起動し、ソフト選択と同時にDoubleTimerを起動
2. オープニングムービーは飛ばさずに一切ボタンを押さないまま、1つ目のタイマーが0になると同時にAボタンを長押しし、ゲームをスタートする(ホワイトアウト後、つづきからはじめるの画面が完全に表示されるまで長押しを続ける)
3. つづきからはじめるを選択し、2つ目のタイマーが0になると同時に既定の場所でAボタンを押す。サンダー・ファイヤー・フリーザーの場合は話しかけた瞬間に個体値が決定するが、ミュウツーの場合は鳴き声のあとAボタンを押した瞬間に個体値が決定するらしい。(ミュウツーの確認はしていない)
4. 固定シンボルを捕獲後、成功していたら終了、違っているようであれば3genSearchの能力値の欄に実数値を入力し、出た個体と目標個体のズレがどの程度あるかを確認する
5. ズレの分DoubleTimerの初期SEED決定後のFを調整する
6. DSの電源を切り、1.に戻る
事前準備の初期SEED収集の際、サンダーを光らせたのと同じ方法。一番シンプルだと思う。
★野生乱数手順
1. DSを起動し、ソフト選択と同時にDoubleTimerを起動
2. オープニングムービーは飛ばさずに一切ボタンを押さないまま、1つ目のタイマーが0になると同時にAボタンを長押しし、ゲームをスタートする(ホワイトアウト後、つづきからはじめるの画面が完全に表示されるまで長押しを続ける)
3. つづきからはじめるを選択し、規定の場所であまいかおりを使えるよう準備。2つ目のタイマーが0になると同時にあまいかおりを使用する
4. 出てきた野生ポケモンを捕獲後、成功していたら終了、違っているようであれば3genSearchの能力値の欄にポケモン名と実数値を入力し、出た個体と目標個体のずれがどの程度あるかを確認する
5. ズレの分DoubleTimerの初期SEED決定後のFを調整する
6. DSの電源を切り、1.に戻る
前述のとおり、エンカウント前に入るあまいかおりのエフェクトによって240F(4秒)ほど早くタイマーを終了させる必要がある。目標F-240Fくらいの値を目安に、実際のズレを見つつ調整する。
★徘徊乱数手順
1. DSを起動し、ソフト選択と同時にDoubleTimerを起動
2. オープニングムービーは飛ばさずに一切ボタンを押さないまま、1つ目のタイマーが0になると同時にAボタンを長押しし、ゲームをスタートする(ホワイトアウト後、つづきからはじめるの画面が完全に表示されるまで長押しを続ける)
3. つづきからはじめるを選択し、ニシキと話す。最後の「○○さんのおかげです おれのゆめがかなったのは…」というセリフで待機し、2つ目のタイマーが0になると同時に既定の場所でAボタンを押す(ここで徘徊開始、個体値が決定)
4. セキチクシティの右側のゲート⇔道路で行き来することによって徘徊ポケモンとエンカウントし、捕獲。成功していたら終了、違っているようであれば3genSearchの個体値の欄におおよその個体値※を入力し、出た個体と目標個体とのズレがどの程度あるかを確認する
5. ズレの分DoubleTimerの初期SEED決定後のFを調整する
6. DSの電源を切り、1.に戻る
徘徊後、一度出会って目標個体であるか確認が出来れば、その後は何度遭遇しても個体は変わらないためレポートをかいて良い。ちょっと気が楽。
※RS/FRLGの徘徊ポケモンの個体値は本来の数値から、H-A mod 8-0-0-0-0に変更される。(A mod 8はAの数値を8で割った余り。A=15であればA mod 8は7。) が、ツール上の能力値検索ではこの変更が行われる前の個体値でしか検索結果が出ない。そのため、個体値計算ツール等を使用し、H及びAのおおよその個体値を求めてから出た個体を推測する必要がある。
※マップ移動中にも乱数消費が起こり、ズレが発生する。一定のルートを通ることである程度ズレも一定にすることが可能。
★サファリゾーン野生乱数手順
1. DSを起動し、ソフト選択と同時にDoubleTimerを起動
2. オープニングムービーは飛ばさずに一切ボタンを押さないまま、1つ目のタイマーが0になると同時にAボタンを長押しし、ゲームをスタートする(ホワイトアウト後、つづきからはじめるの画面が完全に表示されるまで長押しを続ける)
3. つづきからはじめるを選択し、サファリゾーンに入場して目的のポケモンが出現するエリアまで移動、あまいかおりが使える状態にしておく。(ゴールドスプレー事前使用済)
4. 2つ目のタイマーが0になると同時にあまいかおりを使用し、出てきた野生ポケモンを捕獲後、成功していたら終了、違っているようであれば3genSearchの能力値の欄にポケモン名と実数値を入力し、出た個体と目標個体のずれがどの程度あるかを確認する
5. ずれの分DoubleTimerの初期SEED決定後のFを調整する
6. DSの電源を切り、1.に戻る
※マップ移動中にも乱数消費が起こり、ズレが発生する。一定のルートを通ることである程度ズレも一定にすることが可能。 特に草むらを歩くことによって乱数消費が行われ、ずれてしまうようなので、草むらの歩数は最低限にしたほうが良い。(詳しい原因は不明。)
ゲームコーナーの景品で初期SEED確認
徘徊ポケモンとサファリゾーンのポケモンを狙う場合は目的のポケモンにすぐにエンカウントできないため1回の施行にかなり時間がかかる。当然、時間をかけたにも関わらず、そもそも目的とは違う初期SEEDを引いて待機していた‥ということも起こる。
そこで、目的のポケモンと遭遇するよりも先に、どの初期SEEDを引いているか確認することに。
と言っても確認に固定シンボルポケモン等を使用すると、戦闘中の乱数消費が2倍速になってしまうそうで、景品交換所でポケモンを受け取ることにより初期SEED調べる方法について調べ、利用した。(ミニリュウでもできるようだが、ストライクの方がやりやすいという情報を見かけたので一応ストライクで行った)
初期SEEDが一致した場合のみ待機や徘徊エンカウントを行うことで負担を減らすことができ、特にサファリゾーンのラッキーを狙った際は待機時間が長かったのでかなり有り難かった。
景品受け取りを含むざっくり手順
-徘徊の場合-
先に徘徊を開始させる。
1. 通常通りニシキの前から開始
2. 徘徊開始後、ポケモンを探す前に景品交換所に移動。ポケモンを受け取り、薬等を使って個体値特定、初期SEEDを調べる。
3. 狙っている初期SEEDであれば徘徊ポケモンを探し、エンカウント。違っていたらリセット。
-サファリゾーンのポケモンの場合-
1. ゲームコーナーの景品交換所の前から開始
2. ポケモンを受け取り、薬等を使って個体値特定、初期SEEDを調べる。
3. 狙っている初期SEEDであれば、一定のルートでサファリゾーンに入場、目的のポケモンの出現エリアまで移動して待機。時間が来たらあまいかおりでエンカウント。違っていたらリセット。
移動をすることで、通常時よりも不要な乱数消費が起こるようでズレが発生しやすい。しかし、移動の際毎回一定のルートを通ることである程度ズレも一定にすることが可能。
サファリゾーンの手順でも書いたが草むらを通ると特に不要な乱数消費が起こるそうなのでなるべく避ける。
やってみて…
初期SEEDが一致したのにFがずれてしまった、もしくはFがぴったり一致したが別の初期SEEDを引いてしまっていた、というのに加え、サファリゾーンでは成功しても捕まらず、挙げ句の果てには失敗で出てきたポケモンすらも捕まらないため、Fのズレすら修正できず収穫なし‥‥ということもあった。
でも乱数自体は難しくない気がする。根気は必要だけど‥‥。
参考にさせていただいたサイト
●全体の流れ
乱数252振りする人向けのポケモン乱数調整 【3世代】FRLG乱数について
FRLG 乱数調整 ファイアレッド リーフグリーン 初期SEED集め やり方 : 大人でもポケモン好き
FRLG乱数 固定・野生(RNGReporter編) – no pain,no gain
●景品等による初期SEED確認
FRLG野生乱数における初期seed特定方法 – 雑草の戯言
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