【4世代】色違いマナフィ乱数 受け取り編

4世代乱数

マナフィのタマゴを入手する機会があったので記事にします。この記事ではマナフィのタマゴを受け取る「配達員乱数」と、番外編としてほぼ同作業の「野生乱数」について手順を書いてます。既にマナフィのタマゴを受け取っている場合は次の記事へ。

使用するツール

PHS

CCTimer 等のタイマー

4世代乱数調整補助ツール 計算できる場合は不要

10進数、16進数相互変換ツール

使用する環境とソフト

・Nintendo DS または DS Lite

・ポケットモンスター ハートゴールドまたはソウルシルバー (ポケモンレンジャーからマナフィのタマゴを送り、配達員から受け取り可能なROM)

※配達員乱数の関係上、カントー地方ハナダシティのフレンドリィショップへ行けるところまで進めてあり、さらにライコウ・エンテイ・ラティアスまたはラティオスが徘徊している必要がある。ちなみにマナフィのタマゴを過去に受け取ったことのあるROMでも可能。

※既にプレイしているIDを孵化親(今回使用するものとは別のソフト)にしたい場合は、裏IDの特定がわかっている必要がある。裏IDが不明な場合はこちらの方法で調べられる。

4世代乱数やマナフィの乱数調整の詳細について

 以下の記事を参照。

マナフィのタマゴを受け取る(配達員乱数)

 「PHS」を開き、「条件から検索」タブを使い、伝説(シンクロ不可)とし、目的の個体を検索する。このとき孵化親にしたいIDが決まっている場合は「色違い」の項目にチェックを入れ、光らせたい表IDと裏IDを入力する。孵化親に既存データを使用する場合は予めIDを調べておくこと。特にIDにこだわりがない場合は、ID調整で個体の方に合わせることも可能。その場合はチェックを入れなくても良い。筆者は今回メロボ乱数と両立するため、表ID 22224 裏ID 22233 で検索。個体値についてはすべて無視で検索した。出た結果がこちら。

 今回はおだやかの個体を狙う。本来は出力された数字から起動時間を計算するのだが、今回は「4世代乱数調整補助ツール」を使用して算出してもらう。

 ツールのHGSSタブを選択し、「月×日+分+秒」、「時」、「フレーム+年−2000」を入力する。空白のフレームは使用するDSとソフトの組み合わせによって変わるので、今後のため調べておくと良い。(筆者は久しぶりすぎて面倒になりとりあえず350のまま計算。調べ方についても当記事では割愛。)

 計算を押すとゲーム選択時間と続きからを選択の時間が算出される。

 一応手で計算する場合についても軽く‥‥。

 検索結果の「月×日+分+秒」と「時」、「フレーム+年−2000」の部分を見る。このうち「時」に関しては数字そのままとなるので、今回の起動時間は13時であることがわかる。それ以外の部分は計算が必要。

 まずは「フレーム+年−2000」の数字に空白時間を足し、60で割った商と余りの数字を出す。このうち商は「ゲームを選択してから続きから始めるを選択するまでの時間(秒)」となり、余りは「起動時の年数の下2桁」になる。今回は「(601+350) ÷ 60」となり、「15 余り 51」なので、続きから始めるを選択するまでは15秒間、起動時の年数は2051年となる。

 次に、「月×日+分+秒」を117となるようにするが、ゲームを選択する秒数は10秒がやりやすいと思うので、ゲーム選択時間を10秒、続きからを選択する時間は先程の計算結果より、15秒後の25秒と決める。

 すると、続きから始めるを選択する秒数が決めたため、「月×日+分+秒」の117から25を引くことで、「月×日+分」が92となれば良いことがわかる。このとき月を10月にし、92から最も近い10の倍数は90なので、日を9日とすると、残りの2を分に持って行けるのでやりやすい。

 最後に出た数字を組み合わせると、「2051年10月9日 13時2分10秒にゲーム選択」、「2051年10月9日 13時2分25秒に続きから始めるを選択」となる

 さらに、初期SEEDを合わせた後の消費行動の回数も計算する。消費数計算タブに「seed消費数」の数字を入力し、徘徊中のポケモンに3を入力する。(徘徊ポケモンの位置は後の初期SEEDを合わせるとき重要になる。特にマナフィの乱数は交換をする関係上レポートを書くため失敗のないよう3体とも徘徊させておくこと。)

 最後に配達員ボタンを押すと消費行動の回数が算出される。徘徊ポケモンは徘徊しているの数分の消費、「眠り状態の連れ歩きポケモンに話しかける」行動では4消費、「ウツギ博士に電話をする」行動では1消費されるようになっている。また、配達員乱数の場合は配達員に話しかけた際にも1消費される。ちなみにウツギ博士への電話はトゲピーを見せないと消費されないのだが、トゲピーを見せないまま殿堂入りしてしまうと以降見せることが出来なくなる。代替策として、「おしゃべりに何かしらの音声を吹き込んだペラップのステータスを見る」ことでも1消費可能。2体用意しておくとステータスを行き来してスムーズに消費できるため便利。

 消費行動用のポケモン等の準備ができたら、いよいよ算出した時間通りにゲームを起動して初期SEEDを合わせる。タイマーは使い慣れているもので良いと思うが、ここでは筆者が使用しているCCTimerについて説明する。

 CCTimerは連続して2つ以上のタイマーをセットできるため、時間変更後、ゲームを選択するまでの10秒(600F)、ゲームを選択してから続きから始めるを選択するまでの15秒(900F)をAddボタンで入力する。(以前エメタイマーを使用していたときはゲームを選択する10秒のタイミングはDS内の秒針で合わせられていたので、無理に2つタイマーをセットする必要はないと思う。)

 念の為Settingタブのフレームレートが60になっていることを確認し、スタート。それぞれタイマーの音に合わせてゲームの選択、続きから始めるを選択する。

 ゲームを始めたらまずポケギアから徘徊ポケモンの位置を確認する。PHSのseed調整タブに使用する初期SEEDを入力して実行すると、付近の初期SEEDごとの徘徊ポケモンそれぞれのマップの位置が出力されるので、使用する初期SEEDと合っているか確認する。

 目的の初期SEEDとずれていた場合はその分フレーム数を調整することになる。出たと思わしき初期SEEDをseed調整の出力結果から探し、目的の初期SEEDとのズレの数分、2つ目のタイマーの数字を増減させる。(目的の初期SEEDより上の初期SEEDなら減らし、下の初期SEEDなら増やす。)

 ただし、ズレが少ない場合は何度か施行したら合う可能性があるので、まずはタイマーの変更はせずに何度か試したほうが良い。また、このときズレが奇数の場合はやり直しても合うことはないので、年数を±1をする。

 出力範囲を広げ何度か試した上でもなお結果が出てこない場合は「初期seedを検索」タブに個体情報を入れて検索することになる。ただし、マナフィは特にレベルが低いこともあり特定できず複数の初期SEED候補が出てくる可能性が高い。どうしても引いている初期SEEDの特定が難しい場合は、シロガネ山等野生ポケモンのレベルが高いところで野生乱数の要領で同消費数のポケモンを捕獲し、確認すると良い。

 引いた初期SEEDがわかったら、目的の初期SEEDとのズレを確認する。初期SEEDは16進数の8桁で構成されており、上から2桁が「月×日+分+秒」、次の2桁が「時」、下4桁が「フレーム+年−2000」を示しているため、どこが違っているかを見て、対応箇所を修正する必要がある。このとき10進数、16進数相互変換ツールを使用すると便利。

 例えば出てきたSEEDが「700d0269」の場合、目的の「750d0259」と比較すると、上2桁が70、これは10進数で示すと112となる。これは目的の初期SEEDの「月×日+分+秒」である117よりも5少ないため、起動時の分数を5分遅らせる等で調整する。

 下4桁の0249も同じように10進数で示すと617なので、目的の初期SEEDの「フレーム+年−2000」である601に合わせるため、さらに16秒遅く続きから始めるを押すことになる。

 この場合、最終的に「2051年10月9日 13時7分10秒にゲーム選択」、「2051年10月9日 13時7分41秒に続きから始めるを選択」のように調整することになる。

 無事に目的の初期SEEDと徘徊位置が合致したら消費をしていく。ツールで算出したとおり、「眠り状態の連れ歩きポケモンに話しかける」行動を23回、(筆者はトゲピーを見せないまま殿堂入りしてしまったので)「おしゃべりに何かしらの音声を吹き込んだペラップのステータスを見る」行動を1回行い、タマゴを受け取る。本番はここでレポートを書いて通信交換を行うが、成功に自信が持てるまでは、「受け取ったタマゴを孵化し、性格等個体があっているかを確認後、リセット(この間絶対にレポートは書かないこと)」という流れを何度か繰り返すことをおすすめする。

 練習の末、タマゴ受け取り後にレポートを書く。筆者は一応この後一度孵化をし、目的の個体であることが確認できた。もしここで個体がずれていた場合は、仕方ないので次のマナフィを孵化するROMのIDの方をマナフィの個体に合わせることになる。

【番外編】野生乱数について

 配達員乱数と流れはほぼ同じなので、ズレ調整についてなど細かい部分は上記の配達員乱数の方を参照。

 「条件から検索」タブを使い、目的の個体を検索する。今回は野生乱数を行うため、PHSで個体を検索する際、野生エンカウントデータを設定する必要がある。個体検索の「野生」を選ぶと下記のようなウィンドウが表示されるので、必要事項を入力する。

 その後は通常通り個体値等の入力と、「色違い」の項目にチェックを入れ、光らせたい表IDと裏ID(この乱数調整を行うID)を入力し、検索する。(筆者は後述のズレにより試行錯誤していたため、消費数を~30とかなり小さい値にし、検索結果が狭まり結果が出づらかったのでその分フレームの範囲を増やしている。)

 出力された個体から狙う個体を決める。今回はメロボ乱数用のプリン♂を狙ったため、目的の個体を決める際に♂の個体かも確認し、一番上の個体に決定。

ポケモンの性別は性格値の下2桁で決まっており、下記の通り見分けることができる。

♀:♂=1:1の場合、下2桁が00~7Fなら♀、80~FFなら♂

♀:♂=1:3の場合、下2桁が00~3Fなら♀、40~FFなら♂

♀:♂=1:7の場合、下2桁が00~1Fなら♀、20~FFなら♂

♀:♂=3:1の場合、下2桁が00~BFなら♀、C0~FFなら♂

♀:♂=7:1の場合、下2桁が00~DFなら♀、E0~FFなら♂

ちなみに性格値の下1桁が偶数なら特性1、奇数なら特性2になる。

 4世代乱数調整補助ツールに入力し、算出された日時で起動してみる。

 起動後は徘徊ポケモンの位置を確認し、初期SEEDが合っているかを確認する。何度か試行し、奇数ズレ等で合わない場合は起動時間を調整する。

 無事初期SEEDが引けたら消費を行う。

 ツール通り消費を行い、エンカウントする。ここで別の個体に出会ってしまった場合は、PHSの「リスト作成」タブに使用した初期SEEDを入力し、目的の消費の前後を確認する。消費数の間違い等であれば同様の手順でやり直す。

実は筆者はここでかなり躓いた。リスト範囲をどんなに広げても一致する個体が出てこず、何度試しても全く同じ存在しない個体に出会ってしまう…。3番道路は野生ポケモンのレベルが低いため、シロガネやまでも試したのだが、結果は同じく存在しない個体。

初期SEEDを何度も変更し、当記事で載せている初期SEEDでも事態は解決せず、リストに存在しない「むじゃき」な「プリン」が出現した。しかしここで、リストの1つ下が「むじゃき」な「オニスズメ」であることに気づいた。ものは試しということで、20消費ではなく、19消費にてエンカウントしたところ、無事「ひかえめ」な「プリン(色違い)」にエンカウント。

色々調べたところ、「シンクロを適用」にチェックを入れると、躓いていたものと同様の個体が出てくることがわかった。もちろん先頭はシンクロポケモンではなかったので原因は不明。一応躓いた際はこちらのリストも見てみると良いのかもしれない……

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