ポケモンコロシアムの乱数調整で使用するツールの設定について実際に行った手順です。OBSとCoReaderの設定を行います。
コロシアム乱数記事は以下にまとめています。
本記事で設定するツール
・OBS Studio 27.2.4(64bit)で行っています。ゲームキューブの画面が移るソフトであればOBSでなくても可能だと思います。
・CoReader CoSearchと併せて夜綱様のサイトよりDLさせていただきました。
今回使用した環境とソフト
・ニンテンドーゲームキューブ ポケモンコロシアムが遊べる環境
・ポケモンコロシアム 新規データで初めにID調整を行うことになると思います
・キャプチャーボード PC-SDVD/U2Gを使用しました
ポケモンコロシアムの乱数調整とは
前提としてポケモンコロシアムで乱数調整をする際の仕様や注意点などはこちらに書きました。
OBS等の設定について
ポケモンコロシアムの乱数調整は画像認識を行う関係上、GCのゲーム画面をPCに映す環境が必要になる。
使用するキャプチャーボードやソフト・バージョン等によって設定方法は異なるが、ここではOBS Studio 27.2.4(64bit)を使用した画面の映し方を簡単に記載しておく。
まずOBSを起動し、画面左下の「シーン」の+ボタンから名称を入力、作成する。筆者は乱数調整の過程で画面を分けるため複数作成した。
作成したシーンを選択した状態で、「ソース」の+ボタンから「映像キャプチャデバイス」を選択する。「デバイス」で使用しているキャプチャーボードを選択、GCの画面が映ることを確認し、OKを押す。
画面が映っていれば成功。画面右クリック>変換から大きさや位置を調整できる。
次のCoReaderの設定に伴い画面サイズ等を変更する場合はここで作成したソースを複製し調整する。
CoReaderの設定
CoReaderではキャプチャーボードを通したGC画面から必要な情報を読み取り、自動的に現在SEEDを特定することができる。
特定は、「ゲームスタート前のとにかくバトル」と「乱数調整を行いたいポケモンとの戦闘に入る直前の手持ちポケモンの瞬き」で行う事になり、使用環境によって画質等が異なることから必要に応じて設定を行う。
●とにかくバトルの設定
ポケモンコロシアムは起動後モード選択画面で「とにかくバトル」の「シングル」、強さは「さいきょう」を選択した画面にしておく。
CoReaderを起動し、「とにかくバトル」を選択。BattleNowReaderのウィンドウが出てくるため、キャプチャ枠表示を行う。
キャプチャフレームを画像のように「トレーナー名」と「左上のしゅつじょうポケモン」が入るように配置する。この状態で、ツールの「キャプチャテスト開始」を選択し、以下のようにトレーナー名とポケモン名が表示されるか確認する。
トレーナー名等が認識されなかった場合、使用環境の画質等に合った素材が必要になる。ツールの画像保存を押すと、CoReaderフォルダ内にフレーム内の画像が出力されるため、必要部分を切り抜いて加工する。
トレーナー名・ポケモン名の素材は、それぞれCoReaderフォルダ>Source>trainer、Source>pokemonの中に「trainername〇.png」「pokmon〇.png」という名前で保存されているので、対応する素材を新しく作成した素材と置き換える。
再度キャプチャテストを行い認識されれば成功。トレーナー名は3種類、ポケモンは8種類あるため、必要に応じてそれぞれ作成する。また、筆者は実際に開始する際一回のバトルチームが重複して認識されるため、インターレース対策を1Fにしている。
●瞬きの設定
※手持ちポケモンのステータスを確認する必要があるため、ゲーム開始後に設定することになる。ゲーム開始に伴うID調整については以下の記事を参照。
ポケモンコロシアムでは瞬き観測に使用したいポケモンを手持ちに入れ、ステータス画面を開いた状態にしておく。筆者はエーフィ及びリライブしたムウマを使用。ブラッキーは瞬きをしないので注意。
CoReaderを起動し、「瞬き」を選択。BattleNowReaderのウィンドウが出てくるため、キャプチャ枠表示を行う。
キャプチャフレームを画像のように「ポケモンの目」が入るように配置する。この状態で、ツールの「キャプチャテスト開始」を選択し、以下のように瞬きが認識されるか確認する。
瞬きが認識されなかった場合、とにかくバトル同様使用環境の画質等に合った素材が必要になる。ツールの画像保存を押し、CoReaderフォルダ内に出力されたフレーム内の画像から必要部分を切り抜いて加工する。
瞬き用の素材は、CoReaderフォルダ>Source>Blinkの中にEye.pngという名前で保存されているので、新しく作成した素材と置き換える。(以下のエーフィはムウマ入手までに使用していた素材で実際に読み込まれるのはEye.pngのみ)
再度キャプチャテストを行い認識されれば成功。
ちなみに筆者はキャプチャーボードの画質のせいかここでかなり苦戦した。最終的にキャプチャテスト画面を確認しつつ、瞬きが認識するようOBSの画面の大きさを変更しつつ素材を作った。そのため、OBS内に「とにかくバトル用(通常画面)」と「瞬き用(拡大画面)」のソースを作成し、適宜切り替えを行っている。
ここまで設定が出来ればあとは乱数調整がスムーズに行えるはず。
コメント
現在のシード確認用で行う、まばたきチェックですが、
私もうまく読み込まれずに四苦八苦しました。
OBSでソースになっている映像キャプチャデバイスを選択した状態で
右クリックして、インターレース解除を破棄に変更する事で
ムウマのまばたきを正確に読み取ってくれるようになりました。
記事を参考に乱数調整がんばってみます。
コメントありがとうございます。OBS側の設定は試しておりませんでした‥‥!情報ありがとうございます。また、記事ご参考くださりありがとうございます。無事乱数調整成功できるよう応援しております。
いろどり様
すみません。質問してもよろしいでしょうか。
CoReaderで、とにかくバトルのキャプチャ枠を表示できるよう調整しています。
ただ、キャプチャーフレームをトレーナー名と先頭ポケモンに合わせて、キャプチャテスト開始をしても全く異なる場所が表示されてしまいます。
ブログ内の「画面サイズ等を変更する場合にはここで作成したソースを複製し調整する」の意味がよく分からなかったのですが、この作業ができてないのでしょうか?
ソースを複製し調整するとはどのような作業でしょうか?
コメントありがとうございます。
まず、「画面サイズ等を変更する場合にはここで作成したソースを複製し調整する」についてですが、私の場合、とにかくバトル部分の認識は通常サイズで行うことができたのですが、瞬きは通常サイズでは認識しづらく少し拡大した画面で行ったため、その作業を指しています。
ソースの複製は、OBSのソース部分を右クリックでコピーし、ソース余白部分を右クリックで貼り付けて複製し、その後画面上をクリックしてサイズを調整しております。(私自身は試しておらず恐縮ですが、以前コメントしてくださった方の情報より、このような方法を取らずともインターレース解除の設定で解決するかもしれません。)
したがって、ご連絡いただいたキャプチャフレームの表示位置の問題とは関係がないかと思います。私が思い当たる原因はCoReaderを重複して開いており、誤って別のウィンドウを動かしているか、誤って瞬き用のウィンドウを動かしている、などです‥‥‥。
お役に立てず申し訳ないです。
いろどり様
夜遅くにご回答いただき、ありがとうございます。
obsでキャプチャーボードの画面を映すと、キャプチャーボードの画面が固まり、音声もでなくなってしまうのですが、何か関係がありますでしょうか(漠然とした質問ですみません)?
そもそも、キャプチャーボードを直接使用せず、obsの画面を使って乱数調整するメリットは何でしょうか?
コメントありがとうございます。
OBSを使用している理由ですが、私が使用しているキャプチャボードは安価なため、専用のキャプチャソフトが付属しておりません。そのため、キャプチャボードを画面に写すために何かしらのキャプチャソフトを使用する必要があり、一般的に使いやすそうなOBSを使用しています。他にPCに画面を移す手段がある場合はOBSではなくそちらを使用しても問題はございません。
また、当記事も手探りな状態で乱数調整を行った記録ですので、理解が行き届いていないことやまだまだ知らないことが多いです。環境によって躓く部分も変わってくるかと思いますので、情報は少ないですが根気よく検索しつつ、時間をかけて色々と触ってみることが大事かと思っています。
乱数調整頑張ってください。
いろどり様
親身にご回答いただき、本当にありがとうございます。
私が購入したキャプチャーボードは付属のキャプチャーソフトがあり映像を映すことができるので、obsは不要かもしれないです。
引き続き原因を調べてみようと思います。
またご相談させていただくかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。